のらりくらり

いつだって漂っていたい

ひたすらにただうつくしい魂のぶつかり合ゐたり瞬間を見ゆ


地獄のオルフェウス 観劇して来ました。
忘れないうちに忘備録。

三浦のはるみゃんが好みであると言い続けてはや数年、そんな彼やうやく!生で!拝むことができました!ヒュー!
(ということで彼の観察日記がメインで、す、)
あんな美しい御方がほんとうにこの世の中に存在するのだろうか、所詮ブラウン管の向こう(表現が古いな…今は液晶画面の向こう、とか言うのかしら)の御伽噺に過ぎないんじゃね?とか思ってましたが確かに存在しました。生身の身体をもってして機敏に動いて、深く響く声をもって言葉を発し、優しい声色で歌っていた。
初のストリートプレイらしいけれど、そんなこと全く感じさせないほどの堂々とした舞台姿だった。千秋楽ってことも大きく影響しているのかもしれないけれど。
今までも劇団新感線だったり地球ゴージャスだったり、舞台は出ていて揉まれていることが大きな糧になっているんだなーと思った。あと、元々が真面目な気質なんだろうなってすごく感じた。発声の仕方がちゃんと舞台のものになっていて(腹式呼吸してんなーってかんじ)、お遊びじゃなくてちゃんと演技が好きでプロの意識を持ってして舞台に立ってるんだ、なんて当たり前なことを目の当たりにして少し感動したもの。
あと、演技が与えられた役に忠実なのよね。「数々の女を一目で魅了する色男」ってことがわかる。と言うか、わかりすぎる。匂わすというよりも、顔に、全身に、書いている。透けて見える。見せてるのではなく、見えてしまう。「こうすれば色っぽく見える」という型に自分をはめているだけなんだとおもう。そこからまだ解き放つことはできてない。
真面目不器用なんだろうな。某せしるさんと同じ匂いがす…る…よ………(うなだれ)
ちょっとだけ「ラスト・シンデレラ」を思い出した。その時感じた違和感を。
あたしははるみゃんの色気というより、純朴な美しさを愛しているんだよなぁ。ずっと「ブラッディ・マンディ」を引きずっておるんだわ。
最近、お色気キャラという立ち位置を確立しつつあるのかしら…それはそれでいいのだけれども、それだけになって欲しくない。
けれども、無駄のない肉体美は見応えありました。もう少し細身なのかとおもっていたけれど、案外がっちりしてるのね。80年代少女漫画のヒロインが恋する相手みたい(?)。そんなところも真面目よね(……?)


初観劇が楽という贅沢な選択をしたもんで、芝居の煮詰まり具合が知れなかったのが残念…。
大竹しのぶ姉さんはすげー飛ばしてたなぁという印象だったけれど(たぶんアドリブ多々あった)、水川さんの演技は煮詰まりすぎてか苦手な印象でござんした。

役者のことに終始してしもうたので、次はできたらストーリーのことも書く。