のらりくらり

いつだって漂っていたい

2013年冬ドラマ総括

 ※前回エントリがとんでも滅茶苦茶だつたので、大幅加筆修正しとりますよ。

1.最高の離婚

数々の名セリフと無理も無駄もないストーリー、毎回緊張感が漂うから見逃せない。

あたしは結婚したことないし、今後もするかなんてわからないけれど、確かに「いっしょに生きていくということ」ってこんなかんじなのかもなぁと。付き合っているときに、本当にこのひとといっしょになって大丈夫かとか考えるようなお年頃になりましたが、あれこれ考えすぎるのも自滅しちゃうんだよなぁ。いっしょにいると、当然うまくいくことばかりじゃなくて、不快に思うこともしんどいこともあって、それはそのときに考えればいいのだから。それよりも、このひとといっしょに生きていきたいとおもった、その気持ちが大切なのね。

一緒にいることが当たり前になって生じるすれ違いと、甘え。当たり前であるその状況が壊れて初めて気づく、大切さやおもい。できる限りひとのことを傷つけたくないし、何も壊さず平和に生きていきたいから、当たり前なことに感謝していたいし、忘れないでいたいなぁ。その思いが強すぎて、あたしはなにかを壊したり、自分が悪いことをしたり、そんなときに目をそむけてしまう悪い癖があるので、それもいけないよなぁと改めておもったのでした…うーむ。

印象に残っている台詞は、

・結婚も離婚もしあわせになるためにする

・夫婦には紙切れ一枚でなれるけれど、家族になるには時間がかかる

とくに後者の台詞は、セクマイに通ずるところがあるから印象に残ってる。つまり、紙切れは「制度」として必要なわけであって、家族になるためには紙切れは必要はない。時間を共有して、お互いを思いやって、生活していくことで、ふとしたときに「あ、家族になってる」って感じるんだろうなぁ。

かといって制度が不要ってはなしじゃないけれど、話がずれてきたのでこれはここまで。

いろいろなところで目にしたし耳にしたけれど、 毎回違うエンディングも秀逸でしたな。おのまちさんとまきよーこさんの絡みがたまりませんでした よ ね。今思うと主要キャスト4人とも、どちらかといえば色香漂うタイプの役者さんではないか。綾野>>>真木>>尾野>瑛太 ってかんじですが。綾野くんのあの隠しきれない色香はなんなのか、昔の成宮くんがふと頭をよぎったわ。

 

2.DINNER

ついったーでは「今井さんがかわいすぎて!ぎゃんぎゃん!」なーんてわめいていたのですが、第二話がMAXでしたな…江崎がかわいいのもあってのんびりとみていたけれど、各キャラクターのバックホーンの描き方も結局ワンパターンで(何かを抱えている→反発→江崎の言葉によって奮起、解決)後半は飽きてしまったわ。初回から伏線を描きすぎて、それらの回収をしていたら終わってしまったし、むしろ最後は回収に勤しみすぎて内容がうすいなぁとがっくりしてしまったのも事実。

でも今期で一番もえたのは、DINNER第二話であったのは間違いないです。はい。最高の離婚最終話もよかったけど。

 

3.カラマーゾフの兄弟

市原隼人くんの目がすきなのね、いい役者さんは目に表情があるってことなのかしら。

カラマーゾフは最後どうやってしめるのかなぁとおもったら、ハッピーエンドになっていてうれしかったです。宝塚版(こっちのほうが原作に近いのだろうけれど)に漂うどこかしらのやりきれなさがなかったから。

あと、ところどころで話題になっているようでしたが、使われている音楽が名曲揃いでしたよ。

 

4.まほろ駅前番外地

毎度のんびりまったりしながらみてた。つなぎさんと革ジャンさんかわうい。こちらは最終回がまだなので省略。とにかく行天があいすべきキャラクター、近くにいたら迷惑かけまくられるんだろうけれど、放っておけないしむしろ近づいていっちゃうんだろうなぁ。

 

5.ラストホープ

医療の世界に明るくないからこそ楽しめるんだろうなぁとおもうよ、訳の分からない施術方法がたくさんでてきて、訳がわからなかったからわくわくした。なぞときのパズルをしているみたい。

DINNERに近い構成のドラマだったけれど、こちらのほうが緻密に構成されていて最後までたのしめた。終わり方はこれまた続くのかしら、といったすっきりしないものでしたが…うーん。続くにしては中途半端すぎる。

 

今期のドラマは割とおもしろいなぁとおもえるものが多かった。「泣くな、はらちゃん」「とんび」は見ていないけれど、評判高かったから見てればよかったなぁとすこし後悔しておる…

次はなにみようかなぁ。しかし2013年度は今期を超えるクールはないんじゃないかしら。