のらりくらり

いつだって漂っていたい

肌にまとわりつく汗水も 今は懐かし 蝉時雨

 

2013年春夏期ドラマ総括でもしましょうかね(いまさら)

 
【春夏】
結局のところユイアキ両想いフィニッシュという解釈で間違いないでしょうか。
だってさ、156話くらいやってきてラストどうなるかと思ったらユイのトラウマを二人で克服して二人で海、アキの始まりの場所を駆け抜けておわり、ですよ。他の何物をも排除して、二人で締めくくるんですよ。
数々の障害を乗り越えてユイアキ両思いおめでとう以外の何物でもないじゃなかろうよ。
 
……冗談はさておき(冗談?)
 
日本では空前の朝ドラブームになったと噂のあまちゃんを、リアルタイムと数時間ラグで見終わりましたよ。
ほぼ毎日追っかけて見てました。動画更新してくださっていた職人様たちに感謝を。
朝ドラって母親世代が見る、ってイメージがあったからとっつきにくかったんだけど、方向性の違う美少女二名が出るってんでいそいそ見出したら最後、普通にはまってしまったわぃ。
アキとユイというひと癖ありつつも正反対(誰かが太陽と月、と表現してらしたけどまさしく!と思いました)な美少女だけじゃなく、周りの布陣もよかった。どのキャラクターが欠けてもだめだった。主要メンバーが濃い上にサブキャラクターも濃くって(前髪クネ男とか前髪クネ男とか前髪クネ男とか)、なんかもうおもちゃ箱みたいだった。
ほんと色んな層が楽しめるドラマだったなぁ。現代と80年代がクロスしているから年齢的に若い子も世代が上なひとも楽しめただろうし、ストーリー自体に仕掛けがたくさんあったから通なものが好きっていう人にもうけたんだろうし、もちろん仕掛け抜きにストーリーは面白くてテンポもいいしそれなりに伏線を張っては消化してたからライト層にもうけたんだろうし。幾重もの仕掛けを初期の段階から考えていたのかそうなるように操作したのかはたまた偶然が何度か降りかかってきたのかよくわかんないけど、話の構成に関して冨樫先生に似た凄さを感じたわよ。過去のあんなことが伏線だったなんてーーーッていう驚きな。それが一度じゃなく何度もあるからこれはすごいな…と。最終週なんて日々涙&鳥肌もんだったもの。ここに来てもまだやるのか、と。
クドカンさんの連ドラ見た時はそこまで感じなかったんだけどなぁ(うぬぼれ刑事の記憶しかないけ ど)、1日15分を週6で半年ってスパンを考えると震え上がるわ。
あ、なんだがアキユイかわいい!ってはなしとクドカンさんすごい!ってはなしに終始してしもうたね…春子さんも薬師丸ひろ子さん(役名…)もだいすきですよ、ってか大概みんな大好きです。たまにアキにいらっとすることはあったけど、それはあたし自身の悪いところとリンクしているだけなのでアキちゃん悪くない。
みんなそれぞれ無理がないキャラクターで、それを体現できる役者さんたちばかりで、ほんとうに良いものを見させていただきましたブラボーってかんじです。
橋本の愛ちゃんなんてうってつけの役だったと一ライトファンが思っております。正直愛ちゃんの演技って限界があるから ね …この先どうなるかわかんない、けれどもこのままでいてほしいようなほしくないような微妙なきもちではあるけれど。とにかく、そんな愛ちゃんの魅力を引き出してくれる役だった。
また愛ちゃんにクール美少女役来ないかなー。あ、「麦の海に沈む果実/恩田陸」の理瀬なんてどうだ。
 

【夏】

●woman
泣いたねー。号泣ってほどじゃなかったけど、毎回のように一筋涙してた気がする。辛いドラマだったけれど、辛いだけじゃなくてちゃんと幸せだった。
シングルマザーになる自分を想像する。最近、それでもいいかなーと思っていたけれどまだまだ日本はそれじゃあ生きにくい国なのね。自分の勝手な気持ちを自分以外の生命に押し付けちゃだめよね。子供たちがかなりしっかりしてた(特に長女)んだけど、それが逆にリアルだったなぁ。
 
こちらも一世風靡しましたねー。確かに面白かったし続き気になって毎週みていたけれど、尾を引く面白さだったり印象深い作品ではなかったなぁ。逆に人気が高すぎて引いてしまう、何度もリピートする系ではない。それはひとえにあたし好みのキャラクターがそこまでいない、ってことに所以するんだが。
半沢夫婦(はなちゃんかわいいかわいい)のやりとりは好きだった。あと、大和田常務のコラ作品群はちょうたのしかったです(…)
 
まだ見終わってないけど、時間がある時&癒されたくなったら見てる。あたしがだいすきな松重豊さんが主人公役をやってるってんでそれだけで癒されます。その上おいしそうなローカルフードが毎回出てくるのでたまりません。にほんしょくェ…
 
【春】
●空飛ぶ広報室

よかった。綾野ごーきゅんほんとなんでもできるな…すごい…無邪気でちょっと天然で純真でまっすぐ、そしてちょっと傷を負った少年のような青年を難なく体現していたよ…色気封印してたよ…役者だ…!

ストーリーもやや忘れかけてるんだけど、最後の最後までどきどきはらはら二人の恋模様を見守ってたなぁ。柴田恭兵さんがまた格好いいのなんのって。いい具合に力ぬけてるんだけど部下思いで部下を信頼していていざというときは助け舟を出してまもってくれる、ってあんな上司の下ではたらきたい…いない…

●take five
ジャズが格好良かった(そこか)、さすが唐沢さん!酔っぱらった先生がちょうかわいかった。あと桃李くんのかわいいことなんのって。
●侵入捜査トカゲ
これは蓮沸ちゃん目的にみてましたちょうかわいかった。
●ラストシンデレラ
三浦のはるみゃん目当てで見てたんだけどちょーこっぱずかしかった、はるみゃん…ブラッディマンディで高校生役をしていたころがなつかしいはるみゃん…
●幽かな彼女、雲への階段
引っ越しだなんだのタイミングで結局リタイアしちゃいました。幽かな彼女、は真矢みきさまがちょう格好良くってあたしもあんなきゃりあうーまんになりたいムリーーーーーってかんじでした。雲への階段はちょう重かったです、重くて息を潜めながら見なきゃいけなくって救いどころはどこ…?といったかんじ。最後まで見てないからどうなったかわかんないんだが。
 
***
 
ちなみに今期は安定の「リーガルハイ」を見つつ、「独身貴族」見ております。
独身貴族は我らが北川景子嬢が出ているから、という安易な理由で身始めたがまー王道のラブストーリーで外れないわな、ってかんじ。そしてちょっとお洒落でロマンティックでところどころ古き良き映画のかほりがするのがまたいい。
リーガルハイに対しては特に言うことありません。今期も飛ばしてんなーと。楽しませていただいてますわ。
橋下愛ちゃん初の単独地上波主演ってことで「ハードナッツも」一話見たんだが…愛ちゃん…応援してるからね…!!
あ、あと最近百合!って話を聞きつけて(単純)「ミス・パイロット」も見始めましたよ。うん、いい青春友情ものがたりです、ちょっとヴォイスを思い出した(けどあれは恋愛要素がなくってそれがそれでまたよかったよなー)。
青春友情、と言ったものの大きなテーマは「パイロットになる」というところで、そこを目指して訓練生6人がライバルと仲間とのバランスを取りつつ切磋琢磨するって図、嫌いなわけないじゃない…!そして教官の国木田がまた格好良いのなんのって。ちゃらんぽらんで「めんどくせー」が口癖なのに努力家で真面目、ってそんなのそんなのそんなの(机バンバン)
ていうかついったらでも言ったけど、斉藤工さんの役者っぷりがすごい。あのひとなんでも似合う、やさぐれた役もダンディな役もちゃらちゃらした役も悪い役もいいひとも熱血漢も色気のあるにーさんもかわいいほんわかおとーとももう、何でもやってるところ想像できるのがすごい。綾野ごーきゅんと似たものを感じる、ちょっとジャンル違うけど(ごーきゅんの方が色物感強い、斉藤さんはもうちょっと荒れ暮れ感ある)。
無理にシリアスにしてみたりエピソード詰め込みまくってる感もなくて、何も考えずに話に没頭できる。毎週のようにほろりと心あったまる場面があって、これは百合だなんだってこと抜きにしてもいいドラマだなぁと。主人公の晴のゆる~いどうしてかみんなから愛されてしまうキャラクターがみんなを救っていくし、晴もみんなから教わって成長していく。恋愛模様含めてこれからも楽しみなドラマでございます。
しっかし引っ越し先にニュウハウスが動画禁止なので、しばらくは図書館通ってみることになりそうなのが…勉強しろってことね…うんしってる…
そして今期、見事にフジ系列のものしか見てないなあたし…