のらりくらり

いつだって漂っていたい

胸のいたみをくすぐるこれは遠い日に見た夢のあと

本日は午後から漫画を読みふけってしまいました
空は赤く落ちる

今やネットで読書ができたり漫画を読めたりする時代ですが、まさか漫画がフリーで読める時代になっていようとは考えてもいなかったです。
や、テキストサイトはまだわかるけれど、漫画に関しては本人も射程外なので(描かないから)そんなことになっていようとはおもってもいなかったんだよう。月額払って漫画を読む、ということはしたことがあったけれどまさかフリーだなんて。こうやって…年を…とって…ゆくのね…!

この漫画に出会った経緯は、新都社というサイトをたまたま発見して、そのなかに「りぼん」をもじったものがあったので覗き込み、タイトルをざっと眺めたところに「あ、このタイトルすき」と思ったものがあったのでクリックし、絵をみて「うん、すき」っておもったが最後。とまんなかったわ…

やっぱりタイトルって大切だし、作品(というかその作者)を体現するよね…!タイトルが好みじゃないけれど内容はすきよっていう作品より、タイトル好みだけど内容はいまいちよねーって作品のほうが少ないとおもう。

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あたしはエヴァ世代だけどそんなはまってはおらず、一般教養としてさらっと嗜んだのみ。けどストーリーではなく細々とした設定がエヴァっぽいなーっておもった。

エヴァ見た時は正直おもしろさがそこまでわかんなかったんだけど、こちらはすこーんと落ちました。なんていうか、こじらせ系がすきなひとはすきだとおもう(曖昧)。

楽しい話かってきかれたら暗めな話。序章で未来のことを描いてから本編開始、という手法なんだけどその序章がもー痛い。というか、はじめはよくわからなかったけれど、本編読み進めていくうちにあ…これは…ってわかってくる。

待ち受けている未来はつらい結末(つらいだけじゃないとはおもうけれど)だと思われるのに、読む手を止めることができない。キャラクターそれぞれが抱える闇、その行く末を見守りたい一心に。どろどろに溶けて混ざり合って、闇は昇華されるのか。手を取り合ってきっと分かち合うことができる未来が待っているのに、そういう兆しはあるのにどうして、あんなエンディング(序章のエピソード)に至ってしまったのだろうか。

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ところどころ涙しながら読み進めました。完結してないのでじたばたしながら続きをじっとり待つとします(今日勉強してないですこのひと)(内部告発)